一般的な葬式の費用はどのように決まるのか

一般的な葬式の費用はどのように決まるのか

このページは下記書評の一部です。
ザ・葬儀のコツ まちの葬儀屋三代目が書いたそのとき失敗しない方法

 

本書では、直葬やシンプルな葬式の方法ではなく、通夜も告別式も行い、僧侶による読経もあるいわゆる「一般的な仏式」葬儀のハウツーを扱っています。この手順の中で、一般的に不透明だと言われがちな、葬式の費用がどのように決まっていくのかを知る術がありましたので紹介してみたいと思います。

 

葬儀屋さんは、どのように葬式費用を見積もるか

 

会葬者の人数の把握
「お葬式を通じて、もっとも重要なポイントが有ります。すべての前提になるのが、お葬式の人数規模を予測することです。お葬式の規模は、「会葬者の人数」によって決まります。会葬者が30人の葬儀と1000人規模の葬儀では、おのずと手配する斎場が違いますし、当然かかる経費も異なってきます。

 

結婚式などの祝い事と違うのは、葬儀では事前に出席者の人数確定ができないことです。また、やってきた会葬者を席がないからといってお引き取りいただくこともできません。葬儀はそもそも参列者が不確定という特徴を持っています。そこで、会葬者の人数を予想する必要があります。この予測があまりに大きく下回ったり、上回ったりするとスムーズな進行が困難になります。」(P23)

 

「たとえば親戚が25〜30人、一般が60〜100人、合計85人〜130人といった予測がたったとします。この数字から料理の量、返礼品の数を用意します。大抵の葬儀社は返礼品に使った分だけの精算システムにしていますから、最大人数の1.5から2倍ぐらいで多めに用意しています。」(P102)

 

「実際の葬儀の段取りで一番むずかしくて、大切な部分は飲食の量と返礼品の個数の注文です。料理の量と返礼品が余りすぎてもいけませんが、足りないのはトラブルのもとです。言うまでもありませんが、最適な数を発注するには、会葬者の人数をできるだけ正確な数字に近く予想することが必要です。」(P94)

 

実際の費用を見積もる段階
「@人数A斎場(葬儀をする場所)B大体の予算の希望C葬儀の内容についての希望など。そういうことがわかった段階で、実際の費用の見積ができます。何も聞かないまま、平気で予算組を始めるような葬儀社は要注意です。ここまで話を聞いてやっとカタログを開くのが、誠実な葬儀社のやり方です。」(P36)


著者は、自分の経験上、以下の数式を紹介しています。

 

「親戚数+(一般会葬者?0.5〜0.7)=通夜の料理総数」(P102)

 

つまり、これは、喪主が事前にどれほど、親戚の数、会葬者の数を知ることができるか(予測できるか)にかかっているわけです。不透明な、葬儀社の見積が批判されることがありますが、そこには、このような予測するのが非常に難しい「数字」が関係していることを忘れてはなりません。葬儀社へ支払う代金の多くは正当なものですし、見積が変動する数字であることから考えると、見積がある種の不透明さを持つのはしょうがないことかもしれません。

 

著者は、平等な態度で、葬式をできるだけ安くしたい人に向けても方法を紹介しています。

 

お葬式費用をもっと安くするための基本

 

お葬式を安くする方法

 

「お葬式を安くする方法は至極単純です。葬儀の金額は「単価?数量」の積算で決まりますから、高給な品を避け、なるべく質素なものを選び、数量を減らすと葬儀の費用は下がるようにできています。・・・思い切って葬儀の中から「斎場を借りて通夜・告別式をする」というセレモニーの部分を取り除いてしまったらどうでしょう。ごく身近な方が立ち会って公営の火葬場でお骨にしてもらい、自宅に保管するか、後日にお墓に納棺します。いわゆる「直葬」と呼ばれる形です。」(P37)


「直葬」の定義がよくわかります。

 

セレモニー部分がまったく無ければ、葬儀に値段はほとんどかからないのです。私が自分自身の「直葬」の流れを考えたページが下記ですので参考にしてください。(ボクのお葬式-直葬の流れ

 

これに見るように、儀礼部分が無ければ、ここにお金はほぼ必要ありません。

 

私は、個人的に葬儀を3つのポイントに分けています。

  1. 法に準じた遺体の火葬に関係した処理
  2. 通夜・告別式などのセレモニー部分
  3. お布施・戒名などの宗教者との関わり

 

葬式にお金がかかるのは、主に、2、3だけです。このサイトで、提唱している「直葬」形式ですと、15万で行えます。会葬者の人数が読めない葬儀のかたちや、あまりにケチって貧相になるよりは余ったほうが良いという一般的な感覚などで、どんどんと葬儀が高額になっていきます。3は、島田氏の批判する「葬式仏教」による過大な費用ですが、それが無くても、セレモニー部分があるとどうしても100万以上の買い物になってしまうことは覚悟しなければならないでしょう。

 

葬儀が非常に特殊なのは、種の大きなセレモニーを数日のうちにすべて決定し、行わなければならないということです。日本もエンバーミングのような遺体保管技術があって、葬儀までに2〜3週かけることができるとか、遺体の有る無しは関係なく、お別れ会のような形式で、落ち着いた状態でセレモニー部分を行えると、遺族にも過大な負担がかからないのではないかと考えます。そうしますと、葬儀社は儲からなくなるかもしれませんけどね。

 

私は、直葬+お別れ会の形式をとり、できるだけ「生き金」を使いたいと思います。それが、希望です。

 

あわせて読みたい

 

 

葬儀屋さんと生前打ち合わせをしてみました。



 

これは、私の考えですが、葬式は儀礼を一切取り去り、
出来る限り「シンプル」にしたいと思っています。
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