【書評】死ぬときに後悔すること25(大津秀一)

【書評】死ぬときに後悔すること25(大津秀一)

死ぬときに後悔すること25

 

 

終活には、葬儀の準備だけではなく、死というゴールを見据えてどう生きるべきなのかということが深くかかわっていることを最近になって理解し始めています。

 

今回の、書評「死ぬときに後悔する25のこと」を書いたのは、緩和医療の専門医、大津秀一先生です。1976年生まれで、まだ若い先生です(日本最年少のホスピス医です)1000人以上の死をまじかで見た経験から、人生のエンディングにまつわるたくさんの著書があります。今回の場合は、死に面した方が共通で口にする
後悔の感情にフォーカスを当てて、後悔しない生き方のためのアドバイスを与えています。豊富な実例と、心に迫る経験談を通して、いかに死ぬか(いかに生きるか)を教えてくれます。

 

本書には、25の後悔と実例が描かれています。

 

ヨシ・ノリハラの感想

 

 

アマゾンのレビューを見ると、著者が若すぎるという批判もありますが、私は一概にそうは言えないと思っています。ホスピス医として1000人以上の死を看取った医師のエッセイであり、それは単なる30代のサラリーマンの死生観とは違います。自分が知ることのできない世界を垣間見る助けとなるのが読書であり、とりわけ「終活」に関してはそうです。

 

多く、私たちは、自分の親族と友人たちの最期の瞬間しか知らず、毎日毎日、多くの人が死んでいくのに、そのことに無関心です。たくさんの死を目撃し、タイトルにあるように、その後悔に耳を傾けた医師としての経験から語られる言葉の重みがたくさんあります。そこに、耳を傾ける素直な心を持ちたいものです。この著者の本はほかに数冊、未だ書評していないものがあります。これから読み込んでみたいと思っています。


 

死ぬときに後悔すること25
大津 秀一

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致知出版社 2009-05
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