【書評】「葬儀」という仕事(小林和登)

悪徳業者の葬儀屋を見分ける3つのポイント

このページは下記書評の一部です
「葬儀」という仕事

 

前ページで紹介した著者の悪どい葬儀マンとしての手口(まるで悪徳業者?葬儀屋さんの手口)を考えると、葬儀業界と接する際には消費者もやはり警戒しなければならないのは間違いないことでしょう。丸腰で行くと、身ぐるみ剥がされてしまいます・・・そんな危惧を感じるのが、葬儀業界の恐ろしいところですね。

 


Surprised / typexnick

 

さて、私もこのようなサイトを作り、直葬やシンプルなお葬式という独自の考えをもって情報発信をしているのですが、著者が提唱しており、私も同意する悪徳葬儀屋さんを見分ける3つのポイントを上げておきたいと思います。

 

少なくともこのような備えをすることで、悪徳葬儀業者に引っかかることは少なくなるでしょう。

 

必ず「見積」をとる

 

「実際に見積もりをとるときに注意することは、できるだけ具体的に書かれた細かい項目で見積もりを出してもらうということです。・・・遺族の方からいわなくても、詳しい項目で見積書を出してくれる葬儀社は信頼できます。見積もりを出さない、出してくれても大雑把な項目の見積書だけだったというところはやめたほうが無難です」(P200)


見積が「一式」になっている、具体的な価格などを明示しないのは葬儀業者として、あからさまに不健全な姿勢です。どれくらいのところまで、具体性を求めるかはその人次第ですが、少なくとも実際に葬儀を行ったときに大いに価格に差異が生じるようなことは避けたいですね。とくに会葬者の人数などで変化する部分、通夜や告別式などは気が付くと、金額が膨らみがちなので注意が必要です。

 

葬式プランナーまどかのお弔いファイルの中では、生前見積の際に、細かな備品の価格を聞いていき、それを答えられるかチェックするというような箇所があります。たとえば、この棺は、単体で買うといくらですか?のようにして、どれだけ価格を乗せているのかチェックしていきます。なかなかがめついですが、葬儀業界のぼったくり体質を考えるとこれくらい徹底しないと危険かもしれませんよね。

 

 

私はシンプルなお葬式で、見積をとっていますが、見積の内訳には細かく金額が入っていました。価格がガラス張りであるのは、大変安心できる点だと思います。(シンプルなお葬式・火葬式の見積もり金額

 

さて、次のポイントは見積もりを複数の業者からとることです。

 

見積は複数の業者から

 

「葬儀の値段はあってないようなものです。だいたいの葬儀の値段の基準を知るためにも一社ではなく、数社から見積もりをとるほうがいいと思います。・・・葬儀に関するものの値段はふつうは知らないものです。だから霊柩車を例にとっても、5万円の霊柩車に10万円の価格をつけているところもあれば、7万円にしているところもあるのです。・・・それを知るためには複数の見積もりをとって、詳しく比較検討することが大切です。」(P201-202)


葬儀の価格はあってないようなものなので、前述したように、二重価格になっていたり、その会社独自の定価などを見せられると、比較するものが無い分、安いのか高いのか、分からず罠にハマってしまいます。病院と同じように、セカンドオピニオン、サードオピニオンが必要です。

 

いくつもの葬儀社の価格を見比べると、だんだん傾向がわかってきますし、どこがどれくらい「乗せて」いるのかもわかります。

 

著者は、自分の葬儀屋ではガラス張り経営を目指していると言えます。見積を求めてきたお客が、それまでに19社電話で見積もりをとったが、明朗な会計をしているのは、著者のところだけだったと言ったという実例が載っています。そこまで、見積をとり続けるのは大変ですが、適正な価格を知るためにはこうした苦労もいとわない必要があるのでしょうか。なかなか大変ですね、これは。

 

私が見積もりをとったシンプルなお葬式は、基本的に、葬儀会社のマッチングサービスです。単体の葬儀社が葬儀を請け負うわけではなく、どの葬儀社でも、同じプランでやってもらえるというもの、似たようなサービスではイオンのお葬式があります。ですから、複数をとる必要がなかったのですが、これは私が、通夜や告別式を不要にした、直葬プランを選んだからです。

 

儀式部分が入るとどうしても価格に差は出ます。その際には、やはり複数の見積もりをとるのが、賢いと思います。

 

複数の見積もりを取る際には、下記のサービスなどが便利でした。

 

もとより、優良な葬儀屋に絞って登録されていますし、先方も複数の葬儀社を比較している前提で、見積を出してくれますので、ボッタクリが入る余地が非常に少ないです。このようなサービスも積極的に使うことをオススメしたいと思いますね。

 

 

そして、最後に、これはこのサイトの主旨でもありますが・・事前に打ち合わせ、生前に見積もりをとっておくことです。亡くなった直後にバタバタしながら、数百万の買い物をするなんて、正気の沙汰ではありません。これは考えておくべきことだし、必ずあることなのだから。

 

できれば生前予約をするといい

 

「冷静な判断ができる生前に葬儀の準備をしておくことが大切だと思うのです。そのために生前に見積もりを何社からかとり、納得ができた葬儀社に「生前予約」を入れておくといいと思います。そうすればイザというときに慌てず冷静に対処できます。」(P208)

 

「できれば「事前打ち合わせ」をしておくことがとても大切だと私は考えています。ある程度のお歳になれば本人が、また重い病にかかったりした場合は、家族の誰かが代わりに葬儀の事前打ち合わせをすることをすすめています。・・・見積をとることで、葬儀にかかる費用の「相場観」が自分の中にでき、費用的にも、式の雰囲気としても、本当に遺族が納得して故人を送れる葬儀ができるからです。私は自社のホームページにも、ときどき地域に配るチラシにも、事前打ち合わせの薦めを書いています。そのため、今ではかかってくる電話の7割ほどが事前の相談になりました。」(P20-21)


 

著者は、生前の見積もり、事前打ち合わせを相当強く謳っていますので、そのようなお客が多いそうです。これは確実に必要なことだと思っています。

 

私のおすすめの本ですが、「僕の死に方」で金子さんは、生前から葬儀社と具体的な点を詰めていたと言います。実際に社長を呼んで、死の間際にも進め方をチェックしています。ここまでしたら安心ですよね。お互いにそのほうが絶対いいし、遺された人にとっても良いことです。

 

 

私もシンプルなお葬式を使用しながら、見積を送ってもらいましたが(シンプルなお葬式見積もり)、15万円前後でお葬式できることが分かりましたし、安置のために斎場を借りるなら1泊5万、友引を挟めばもう一泊、だから+10万くらいはよけておかなきゃ。もろもろで30万は葬式費用のため準備しておくと良いかしら、というところまで考えておくことができました。

 

これも、事前に打ち合わせをしておいたからこそです。相場観が頭に入っていると、その場の雰囲気に流されて高い買い物をしてしまったり、後で後悔するようなことは避ける事ができます。

 

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葬儀屋さんと生前打ち合わせをしてみました。



 

これは、私の考えですが、葬式は儀礼を一切取り去り、
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