【書評】冠婚葬祭でモメる100の理由(島田 裕巳)

直葬のメリットは「故人を偲ぶ余裕」があること

このページは下記書評の一部です。
【書評】冠婚葬祭でモメる100の理由(島田 裕巳)

 

直葬はまだまだ一般的なものではありません。昔はこのスタイルは「密葬」と呼んだかもしれません。火葬だけをする最もシンプルな葬儀の形態です。通夜や告別式はありません。葬儀とは言うものの、儀式としての形式は何もなく、遺体を処理するひとつの方法だと考えることができます。直葬は、比較的新しいことばなので、まだ読み方も浸透していません。「ちょくそう」が正しいようですが、「じきそう」と呼ぶ人もいます。

 

それだけに、どのように直葬をおこなったら良いのかを迷う人もいるようです。

 

直葬のやりかたを知りたい

 

「本や雑誌で話題の直葬。私の父も直葬を希望しています。どのようにして行えばよいでしょうか?息子としては、簡素とはいえ心をこめたよい直葬にしたいと思っています。工夫できる点があれば教えて下さい。」( P98)

 

「一般の葬儀だと、遺族は参列者の対応などに追われ、かえって故人をゆっくり見送ることができなかったりします。それが直葬だと、葬儀にかかる手間が大幅に削減されるので、かえって故人を偲ぶ余裕が生まれます。・・・直葬が急速に普及してきた背景には経済的な問題もありますが、一般的な葬儀だと、式次第にしたがってこなしていかなければならないことが多く、それでは余裕をもって故人を見送れないという理由もあります。直葬のメリットを生かす時代になっています。」( P99)


身も蓋もない言い方をすれば、直葬は儀式なしの「火葬」ですから、どうやるも何もないとは思います。流れは本当にシンプルです。私もこのサイトで提唱しているように「直葬」を願っていますので、自分の葬儀のシュミレーションを自分なりにしています。参考にしていただければと思います。
ボクのお葬式 直葬の流れ

 

儀式は基本的にありませんから、従来の葬式のイメージを覆しておくことが必要だと感じます。通夜や告別式をセットで考える葬儀だと、それと比較すると、何を加えてもやはり簡素さはぬぐえません。比較の対象がちがうのです。

 

その点で、著者の視点はとても良いものだと感じました。

 

故人を偲ぶ余裕

 

経済的な理由ではなく、儀礼に縛られず、余裕のなさに縛られず、故人をあえてゆっくり偲ぶために直葬を選ぶという提案です。

 

従来的には直葬を選ぶ人というのは、ほかに選択肢のないひとでした。つまり葬儀費用がない、経済的な余裕がない。しかし、現在ではそうではありません。多様な葬儀(故人を見送る方式)を選ぶ人の、選択肢として「直葬」が見直されているのです。

 


PC Rebuild / feverblue

 

たとえは適切ではないかもしれませんが、自作PCのように、自分で本当に必要なパーツを組み合わせて、自分が望む形式の見送り方ができるのが直葬の良いところです。つまるところ、直葬には基本的な形として、火葬以上のものはありません。ですから、そこに何を追加するかによって、本当に満足のいく葬式を準備できるのではないかと思えます。下記の書籍を書評した際にも同様の点に触れています。

 

参考にご覧ください。
消費者が選択するようになった「直葬」葬式にお坊さんは要らない―日本の葬式はなぜ世界で一番高いのか)

 

 

儀式の代わりにお別れ会を

 

これはあくまでも、私の願いですが、私は葬儀社が仕切る部分はできるだけ小さくしたいと考えています。つまり、直葬は本当に火葬だけで十分です。そして、自分の死後1ヶ月、2ヶ月後くらいに「偲ぶ会」や「お別れ会」などを開いていただけると理想です。これは葬儀社を絡ませないで、借りやすいホールを借りて友人知人を集めて行います。一般的な告別式のように莫大な費用がかかることはありません。祭壇も、僧侶も、読経も不要です。

 

香山リカさんの「しがみつかない死に方」(書評 しがみつかない死に方)で触れられている「島村麻里」さんのお別れ会は私もひとつの理想なのかな?とも思いました。(参考:島村麻里さんのお別れ会

 

無駄な儀式には一切お金をかけず、それなら、今まで世話になった友人たちに、ワインでも振る舞いたいですよね。

 

新しい葬儀の形を一人一人が創造できる時代が来ている。それが、「直葬」の新たな広まりなのだと私も感じています。

 

あわせて読みたい

葬儀屋さんと生前打ち合わせをしてみました。



 

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