直葬・シンプル葬に「湯灌」は必要か?葬儀社からけっこう強引に勧められた例。

直葬・シンプル葬に「湯灌」は必要か?

直葬・シンプル葬に「湯灌」は必要か?葬儀社からけっこう強引に勧められた例。

 

友人のお母様が、病院で危篤になり、葬儀の準備を行う手伝いをしました。

 

彼も直葬・シンプル葬を希望していたので、予算を伝えて、事前に葬儀社から見積もりをとることを勧めました。葬儀社との話し合いはスムーズでしたが、直葬・シンプル葬でも「湯灌」はぜひとも行った方が良いと強く勧められたそうです。亡くなったお母様を綺麗な状態で送り出すため、湯灌は必要だ!と。事前の直葬の流れでは、湯灌は特に不要だと考えていた友人でしたが、ここまで強く葬儀社に言われると不安になったそうです。確かに亡くなった後、綺麗な状態にしてもらうのは必要かもしれない・・と。

 

直葬・シンプル葬を望む人にとって「湯灌」は必要なものなのでしょうか?今日は、そんな点を考えてみたいと思います。

(対談)葬儀社からけっこう強引に「湯灌」を勧められた・・

ヨシノリハラ  困りましたね。葬儀社が「湯灌は必要でしょう」と言うんです。直葬・シンプル葬の場合は、湯灌はオプションですので、特にこだわりがなければ頼まなくてよいと思っていましたが、葬儀社の方の言うように「遺体を綺麗な状態にすることは必要なこと。お金には代えられないこと」というのももっともな気がします。

 

パパノリハラ  確かにね。遺体はきれいに扱ってあげる必要がありますね。でも、それは湯灌ではなくても行えるものかもしれませんね。ヨシ君は「湯灌」って何か知ってますか?

 

ヨシノリハラ う〜ん、そういわれるとはっきり知らないなぁ・・。

 

 

 

 

「湯灌」は宗教儀式

パパノリハラ  面白い本がありますのでご紹介しますよ。「【書評】死体とご遺体(夫婦湯灌師と4000体の出会い) 」。この本を見て分かるように、湯灌というのは仏式の宗教儀式の一つなんですね。故人をきれいにするという目的というよりは、お湯に浸して洗い清め、俗世の汚れから清め、仏の道へ送り出すという。遺族が参加して、皆で拭き清めることもあります。

 

ご紹介した夫婦湯灌師は、湯灌は衛生的な意味であまり勧めないと言っているのも興味深いです(参考:「湯灌」は勧めない?)。実際に、湯灌と言っても今は、お湯に入れないで「清拭」(体を拭く)ことで代用している場合も少なくないようです。ちなみに、湯灌の費用は10万〜20万と言われますが、私が今まで見た見積もり書の中では、5-6万のオプションになっていることも少なくなかったですね。

 

ヨシノリハラ あ〜そうなんですか。そうすると、湯灌必要ないですかね。でも、遺体にふさわしいケアがなされないというのは困りますよね。直葬・シンプル葬を希望してはいますが、弔問客に故人を見てもらうことは考えてます。あまりにも、乱雑に扱われていると、おいでになった方が衝撃を受けますよね。その意味で、湯灌が必要なのかな?って。

 

遺体を綺麗にする「エンゼルケア」

パパノリハラ あ、なるほどですね。それでしたら、一般的にはあまり心配はないかなと思います。病院で亡くなる(死亡宣告)されることがほとんどだと思いますけど、看護師さんが「エンゼルケア」というサービスを行ってくれるからです。これは、感染症対策もかねていますが、故人の尊厳のために簡易なひげそりや化粧なども行ってくれます。費用は実費でかかるので、数千円〜数万円ということもあるようですが、この処置があるので、改めて湯灌で代用する必要は無さそうです。

参考:エンゼルケアとは?

 

ヨシノリハラ お!そうなんですか。それは安心な情報です。私は、湯灌をしないと、きれいな顔にしてもらえないのではないかと思ったので不安でしたが、病院で亡くなる場合はそういう不安は無くても良いんですね。これで自信をもって葬儀社と話し合えそうです。分からないからって、色々いうんだから、ほんと困りますよね。

 

パパノリハラ  まあ、そんなものなんですよ。葬儀社にとっても、直葬・シンプル葬はそのままでは、ほとんど儲からないので、少しでも色をつけようとしてオプションを勧めてくるものだと理解しておくと良いと思います。

 

参考:オプションとしての「湯灌」に見る葬儀ビジネスのこれから

 

これを防ぐには、最初から、直葬・シンプル葬への理解度が高い葬儀社と打ち合わせることしか無いでしょうね。普通の葬儀社だと、直葬・シンプル葬は儲からないので、なんとかオプションに誘導するのが普通なので。その面で、シンプルなお葬式のように、最初から、オプションを排除した格安を謳う葬儀社に見積もってもらうのは安心だと思いますね。

まとめ

「湯灌」「エンゼルケア」の区別がつかないと判断のしようがないですね。葬儀に特有の語彙ですが、一度意味を知ってしまえば、冷静に判断できます。葬儀社は、さも絶対必要のように「オプション」を勧めることがありますが、オプションはオプションですから。遺族にとって「宗教的な意味で」必要かどうかを判断したいですね。

 

私たちの家族の葬儀では、湯灌は不要ということをあらかじめ決定しています。葬儀自体を無宗教式で行いますし、遺体をきれいな状態に保つ処置は、病院で行われているのでOKということになります(病院で亡くなるという前提ですが)。

 

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