遺骨をずっと家においておくことは可能か

遺骨をずっと家においておくことは可能か

遺骨をずっと家においておくことは可能か

マンガ法律の抜け穴 お墓・葬式・相続トラブル 飯野たから・峯岸とおる・小野寺昭夫 自由国民社

10話 大好きな海に散骨して欲しいA

 

 

遺骨をどう保管するかに関しては、以前書評した【書評】葬式プランナーまどかのお弔いファイル(奥山 晶子)の4話「アフター葬-お骨と離れがたくてもなんとかなる」で中心的な話題として扱われています。

遺骨をずっとそばにおいておきたい

ご主人を亡くして2年になるけれど、遺骨を納骨できない奥さんの話。寝るときは枕元に、食事の時は食卓に。なかなか、故人の存在を完全に消し去れない、こういう気持ちを抱えている人は少なくないようです。Q&Aサイトでも、この種の質問が非常に多くあります。

 

遺骨をずっと家においておくことは可能か

 

ただ、ずっと遺骨を家に置いても違法にはならないのか?気になる点ではありますので、調べてみました。(遺骨を放置すると死体遺棄になる? こういう事件もありましたのでね)

 

結論から言えば、法律的には自宅に遺骨を置いておくことには何の問題もありません。上記の死体遺棄、遺骨遺棄などで捕まった人は「捨てた」とみなされたから、捕まっただけです。下記の法的解釈でこの点はまず安心できます。

 

遺骨は家においておいても大丈夫

「身内の遺骨を家に置いておくことは、法律上問題ありません。法律で禁止されているのは、遺骨を墓地以外の場所に埋めることと、他人から頼まれて遺骨を預かることです。したがって、自分の身内の遺骨を家におくことは自由ですから、お墓を作らずにいつまでも家に置いておいてもかまいません。」(P101)

 

 

遺骨をずっと置いておくことに抵抗感があるのは、骨壷の持つ、存在感だと思います。

 

見よ!この存在感!

 

 

ただ、下記書籍でも述べられていたように、西日本では主流の部分収骨で使う、小さな骨壷は圧迫感が無く、家にあっても何ら問題が無さそうです。モバイル骨壷という異名をつけて、下記の書籍の著者は遺骨をまだ保管しているそうです。それもまた良しです。

 

気が済むまで家に置いておける

「おじさんによれば、納骨や散骨は「いつまでに」という決まりはなく、気が済むまで家に置いておけるという。そういえば、ある有名俳優が7年間、妻の遺骨を自宅において、やっと納骨する気になった、という記事を雑誌で読んだことがある。「納骨は自分が腑に落ちた時でいい。20年置いている方もいますよ。ただ、この紙だだけはなくさないでね。」とおじさんは言った。この紙とは、火葬場が発行する埋葬許可証のことで、遺骨を墓地または納骨堂に納めるとき必要になる。」(P106-107)

 

「おじさんの言葉を聞いて、早く納骨しなければという焦りに似た思いがすっと消えた。同時に、納骨したいのに墓がなくてできず、自宅に骨壷を置いたままの「納骨難民」の方が多くおられるのではないか、とも思った。今、掌にのる小さな骨壷、今の棚の上、私が咲かせた花々を挿した花瓶の横にある。

 

 

「この骨壷、小さくて持ち運びに便利ね。モバイル骨壷と呼ぼう。しばらく家に置いておくわ。」娘はそういうと、自宅に持ち帰った。「モバイル(移動式)骨壷」という発想とネーミングは家族全員の気に入った。骨壷は長女の家に移動し、その後、長男宅に移った。」(P108)

 

 

納得がいくまでそばに置く

冒頭で述べた「葬式プランナーまどかのお弔いファイル(奥山 晶子)」では、葬儀アドバイザーとして「まどか」が、分骨し、一部をお墓に、一部を手元供養としてペンダントにすることなどを提案して一件落着となります。大切な人を失った心は、簡単に喪失を受け入れることができません。その時を早めずに、納得が行くまで自宅に置いておくのも何ら悪いことではないことを知るとホッとしますね。

 

 

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