一握り散骨を実践するためには

一握り散骨を実践するためには

私は墓は不要だと考えています。島田氏のこの書籍で提唱されているような「散骨」も良いなぁと考えています。(【書評】冠婚葬祭でモメる100の理由(島田 裕巳)

 

「宗教学者の山折哲雄氏は、「一握り散骨」というものを提唱しています。これは、故人の遺骨を砕いていくつかに分け、故人ゆかりの場所に少しずつ撒いてしまおうという試みです。実際に、この一握り散骨を実践した人も出てきています。なお、散骨のために遺骨を砕くには、風呂敷などに包んでハンマーで叩くというやり方があります。業者の中には、焼骨を細かく砕いたり、パウダー状にすることを請け負っているところもあります。」(P123)

 

「三無主義」(葬式、お墓、遺骨も残さない)

 

 

宗教学者の山折哲雄氏は、島田氏の書籍で初めて知りましたが、「三無主義」(葬式、お墓、遺骨も残さない)を唱え、貫いていた方です。山折氏の亡き後は、ゆかりのある地を遺族や知人が旅して、遺灰を少しずつ撒いたのではないかと言われています。

 

 

現在、散骨においては微妙な駆け引き、法の解釈が惑う分野であると言えます。ある本では、「決して埋めては逝けません、撒くだけにしてください」とあり、遺骨・遺灰を墓地以外のところに埋めるのは「墓埋法」に反するので、微妙な言い方をしています。

 

しかし、大量の遺灰を撒くことで、苦情が来ることも予測されます。また条例で、遺灰を撒くこと(散骨)を禁止している場所もあります。風評被害や、海洋での漁業への影響が懸念もされています。

 

一握り散骨なら問題になることは殆どない

 

散骨が問題になり、禁止されることもあるのは、主に「散骨業者」など、仕事として請け負って行う人達への規制です。個人レベルでは撒く量も微々たるものですが、格安で散骨を請け負って、地域の畑や海に、ドバドバ撒かれては大変ということで規制がかかる可能性があるというだけのことです。

 

ですから、本当に一握りの遺灰を、どこかに撒くということで、何かの問題になることは考えられません。常識的に、遺骨は撒けませんから、かなり細かくくだかねばなりませんが、そこまで細かくすれば砂となんらかわりがないです。実質、規制の対象になるようなものではないでしょう、良識的ですし、もっともふさわしい方法ではないかと思います。

 

これが可能かどうかわかりませんが、西日本では部分収骨が主ですので、喉仏骨など、ごく一部を持ち帰り、そもそも、本当に少しの骨を撒くという風に決めておくのが良いのではないかと考えています。大きな骨壷に入れてしまい、それを処理するとなると、非常に大変です。

 

骨壷を放置して問題になった事件もわずかですが存在しています。(遺骨を放置すると死体遺棄になる?)。それを考えると、適当にするわけにはいきませんから、散骨できる備えを火葬場で事前にしてしまえるとありがたいですね。

火葬場で処分できないか

 

 

火葬場では骨上げのために、「あえて」焼きのこしするわけですから、ごく微量を持ち帰り、散骨させてもらえると、ありがたいですよね。全部を持ち帰らないのは無理そうです。

 

「火葬場で、遺骨をまったく拾わずに全部処分してもらうことができないのでしょうか?遺骨全部となると遺骨遺棄罪になる可能性があると思います。ただし、火葬場で遺骨を細かく砕き、節度をもって散骨すれば、家に持ち帰らずにすむとはいえます」(P101)

 

 

 

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