葬儀屋なしで葬儀を行うことは可能か

葬儀屋なしで葬儀を行うことは可能か

葬儀屋さんへの不信感から、絶対に葬儀屋さんを使わないで葬儀を行うという人もいるようです。「葬儀」という仕事の中で小林さんが実際に直面した事例から、実際に、葬儀屋を使わわないで葬儀をするのは可能か考えてみました。

 

棺桶だけをほしいという謎の依頼人

以前書評した(「葬儀」という仕事)には、棺桶だけを買いたいという謎の依頼が描かれています。依頼主は、葬儀社不信で絶対に葬儀に葬儀屋を使わないと決心していたようです。火葬だけで20万というプランを提示しても絶対に聞き入れず、棺桶だけがほしいといいます。結局、棺桶の単体売りをしなかったことで、このお客さんは、電話を切ってしまいます。

 

今だと、Amazonにも売ってますけどね。

 

 

著者の小林さんは、実際に葬儀屋無しで葬儀を行えるかを考えてみます。

葬儀屋を使わずに葬儀を行う手順

まずは、病院から遺体を搬送することが必要です。

必ず搬送業者を使わなければならないわけではないようです。個人で運んでも可。亡くなったその日であれば、家族で運ぶというのもアリなのかもしれません。

 

遺体を自分で運ぶことは可能

「家族の遺体を自家用車で連れて帰ることはできます。法定伝染病で死亡した場合など特別な場合を除いて、遺体を自家用車で運ぶことは禁止されていません。・・・タクシーを使って遺体を運ぶことはできません。この点については、旅客自動車運送事業等運輸規則で禁止されています。」(P34)

 

 

そして安置する場所。

友引も計算に入れると最長3日間は安置しなくてはなりません。ドライアイスは一日10キロは必要ですから、最低30キロは確保できないとなりません。棺よりも、ドライアイスの確保が大変ではないかと小林さんは言います。いまはドライアイスもAmazonにあります。

 

 

ドライアイスを当てる場所は・・・

脱脂綿に包んだ両手いっぱいくらいのカタマリのドライアイスを、血流が多いところ、内臓が集まっているところに当てます。(温度がいつまでも下がらない) *ドライアイスを扱う場合は必ず軍手を、凍傷に注意。(P161 図解あり)

 

 

遺体は、適切に保管しなければなりません。あまり知られていませんが、遺体は急速に腐敗が進み、穴という穴からは体液が吹き出していくために、詰め物をしていくことが必要ですが、これも自分でするのは骨が折れます。こんなところも、というところまで徹底的に詰め物をしていきます。家族とはいえ、それは辛いです。搬送の最中に体液が漏れることもあります。そんなことも知っておく必要がありそうですね。

 

火葬場の確保、予約、手配、自宅から火葬場への搬送。どんなにシンプルな方法をつかっても最低限の費用と手間はかかります。

葬儀屋さんを使わないのは非現実的?

結論として、やはり葬儀屋さんを使ったほうが得策ではないかと小林さんは言いますが・・これには私も同意です。サービス業のひとつと割り切って使えるところは使わないと、ひとりでできることには限りがありますからね。

 

「こういうことを考えていくと、個人で葬儀をすることはとても困難だということがわかります。遺体を荼毘にふすだけで、こんなにも大変なことなのです。やはり日本では専門の葬儀社に依頼するのがいちばん簡単な方法ということになります。」(P152)

 

 

あわせて読みたい

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