【書評】ぼうず丸もうけのカラクリ

ダブルお布施地獄

このページは下記書評の一部です。
【書評】ぼうず丸もうけのカラクリ(ショーエンK)

 

 

著者は、ふざけたネーミングをつけていますが、実際にありうることです。特に信仰心があまり無い状態で、お寺との付き合いもなくなっているのに菩提寺はある(お墓がお寺にある)などの場合に、この種のトラブルが起きます。

 

著者は、コミカルにひとつの実例を紹介しています。

 

実例

自分のお父さんが亡くなったが、菩提寺が分からず(何宗のどのお寺?)
結局、葬儀屋さんが紹介してくれたお寺にお布施を払い、
戒名も授けてもらい「40万」を払ったそうです。
しかし、葬儀を無事に終えたものの、菩提寺とは何の連絡もとっていないため、
もめるのは当然。墓に埋葬するためには、その寺の葬式をもう一度上げ直し、
布施・戒名を授けなおしてもらうことが必要だったといいます。

つまり、ダブルでお布施・戒名がかかってしまったという例です。

 

裁判になったお布施トラブル

 

「お布施を2回払ってしまう、「ダブルお布施地獄」について、この世の閻魔大王である「裁判所」は、こうお告げになっています。「お寺の墓地に埋葬するときには、そのお寺流の儀式でやるのじゃぁ」(裁判例「津地裁」1963年6月21日)ようするに、「埋葬するときは、お寺の住職の指示に従わないといけない」んです。「お布施を2回払うのもしかたがない」ということです。さて、こうならないためには、「事前にお墓とお寺の場所を確認」しておけばよかったのです。」(P161)


この種のトラブルで、裁判になった例もありますが、判例では、お寺側に有利な判決が出ました。

 

だいたい葬儀社が、用意した坊主にお布施・戒名代を払うのも不思議な話です。戒名というのは、檀家にしか授けられないものですし、菩提寺ではない、その辺のお寺が戒名代を受け取るというのも、不可思議な話です。菩提寺の住職が怒るのも無理はありません。

 

葬儀社と提携した僧侶がこうした点は注意を喚起するべきですしお布施や戒名代を受け取るべきではなかったのではないでしょうか・・・。それにしても、檀家であることの意味、菩提寺があることの意味、お布施の意味、戒名の意味、こういうことに消費者が無知であるのは良くないことです。

 

戒名の意味に関しては、やはり島田氏の「葬式は要らない」がおすすめです。

 

 

とりわけ、このページの情報に精通していただければと思っています。

 

>戒名不要論
(書評「葬式は、要らない」)

 

ボッタクられるのは消費者の無知ですが、葬式だけの仏教徒の弱い関わりが、このようなトラブルを招いているとしたら悲しい限りですよね。

 

仏陀も生きていたら泣きますよ。

 

 

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