直葬を実現するための葬儀社の選び方

直葬を実現するための葬儀社の選び方

葬儀社の選び方が変わってきた

 

「従来はその病院で家族の一人が亡くなれば多くの場合、遺族は待機している指定葬儀社に葬儀についての全てを依頼していました。しかし、ここ数年で様変わりしてきたようです。遺族はその葬儀社から見積もりなり、パンフレットをもらうと同時に携帯サイトで目星をつけた葬儀社に電話して料金の内訳を問い合わせるのです。その結果、その病院の指定葬儀社と再交渉したり納得行かなければウェブサイト上で検索した葬儀社に依頼するという行動に出る利用者が増えてきました。病院に待機している葬儀社の成約率は10〜20%にすぎなくなっているとも言われています。」(P59)

 

「このような状況は、割安感を訴えるパック旅行や宿泊プランと同様、1つのサービス商品と見ている人々が増えてきたことを意味しています。利用者、つまり抜け目のない消費者(マーケット)と対峙しなければビジネスは成立しないのです。結果として葬儀社は葬儀の段取りから料金まですべてを取り仕切らざるを得ず、僧侶はそれに従わざるを得ないことになっていきます。」(P60)


 

過去には、病院付きの葬儀社を暗黙のうちに使うのが常でしたが、今ではその構造も崩れています。見積もりをどんどん取れば、当然、葬儀というサービス業も価格勝負となっていきます。その中で、消費者は自分の本当に求めるサービスを「選んで」買う時代になっているのです。

 

著者が指摘しているように、ウェブサイト上にはたくさんの葬儀社があり、葬儀社の見積もりを簡単に取ることが出来るサービスも少なくありません。多くが24時間対応ですから・・・たとえ、突然の死でパニックになっていても、選択肢が無いということはありえません。上述のサイトのように、シンプルなプランのお葬式を提案する会社も増えてきています。(私が事前に、見積をとったのも上記の会社です。)病院からの、搬送手続きなども24時間手配が可能だということも調べましたのでこうなると、もう事前に、葬儀社は選んでおくことができます。

 

口コミも豊富ですから、本当に確かな会社かは1〜2時間調べると簡単にわかります。著者は、「自由葬を実施する場合にはクリアしなければならないポイントがいくつかあります。」(P87)と述べ、以下の4つをあげています。

 

1 菩提寺がある場合
2 親族から大反対
3 事前の準備期間の必要性
4 自由葬の経験豊富な葬儀社を選ぶ

 

自由な葬儀、直葬、シンプルな葬式を実現できる環境・背景は整っていますが、それを実現するためにクリアしなければならない要素も確かにあります。1つずつ取り上げてみます。

 

1 菩提寺がある場合

菩提寺があり、檀家になっている場合は、自由な葬式をあげるのは極めて難しいわけです。寺の境内に墓地があり、そこに入る「契約」をしているのであれば、お布施も戒名も必要です。宗教学者の島田氏によれば、「檀家は贅沢」です。

 

 

もし、「贅沢を辞める」決意があれば、そうするのも決して間違ったことではありません。長年の習慣、伝統で、続けているとは言え、子孫のことも考えて、檀家を抜ける
決断も決して間違っていはいないと思います。墓をお引っ越しすることもできます(改葬)・改葬料でもめることもあるようですが、私たち消費者が、この点、断固たる意思を持っていれば、不安に思うことはありません。

 

2 親族から大反対

私たちの世代ですと、もはや親も理解がある世代ですので、それほど心配ありませんが、仏式の葬儀が「常識」と考えていた人々にとっては、シンプルな葬式があまりに、冒涜的に見える可能性はあるでしょう(仏式葬儀の原点をたどっていけば、そこには、ほとんど宗教的な意味は無いのにもかかわらず)。感情的になる親族がいる可能性はあります。

 

ここでは著者が言うように、故人の遺志が非常に重要です。遺言やエンディングノートなどに遺志を残していれば、家族も楽かもしれません。ちなみに、公正証書遺言を作成し、生前契約のような仕組みを使えば、有無をいわさず、シンプルなお葬式が行われることになります。

 

 

3 事前の準備期間の必要性

自分の葬式であれば、自分で段取りを組んでおくのが最も大事です。私は叔父をガンで亡くしましたが、余命1年の間、叔父は自分の葬儀やその後をすべてプランニングしました。結果として、家族には何の負担も与えませんでした。その場になって、すべてを急いで決めるのには限界がありますから、今から、行えることをしておきたいものです。前述のとおり、私は終活の一環としてこのようなサイトも作っていますから、すでに複数の葬儀社を確認し、備えをしています。

 

 

4 自由葬の経験豊富な葬儀社を選ぶ

何気にこの点は非常に重要な点なのかもしれません。今はシンプルなお葬式を行う業者が増えていますが、旧来の葬儀屋もまだまだあります。これは友人に聞いた例ですが、

 

彼は自分の父の葬儀を極力シンプルにしたいと思ったそうです。しかし、葬儀社が、せめて○○十万はもらわないと合わないと言ったそうです。それで、儀式も排して、シンプルに行ったのですが、結果としては金額は、かなりの額を請求されたそうです。これは、葬儀社の勝手なのですが・・・

 

まだまだこういう葬儀社もありますので、最初から、

 

極力シンプルなお葬式の
プランを提案しており、なおかつ、オプションでさまざまな希望を叶えることが出来る旨、
ちゃんと公示している。そして、実績がある葬儀社を選んでおきたいと思います。

 

(それで、私はシンプルなお葬式を選んだというわけです)

 

こうした点は、比較的、重要なポイントですが、最後の最後まで詰め切って終活する人は多くないので、ちゃんと考えておきたいですね。

 

小まとめ

直葬のような形は、まだまだ王道にはなっていません。著者のいうところによると、今から5〜6年前の段階で、全体の30%らいが直葬になっているとのことでした。今では、半数近くになっているかもしれません、しかし、まだ半数は従来の仏式葬儀です。そう考えますと、自分たちの願いをちゃんと実行できる葬儀社を事前に選定しておくというのも終活の『詰め』の部分としても必要ですね。

 

あわせて読みたい

葬儀屋さんと生前打ち合わせをしてみました。



 

これは、私の考えですが、葬式は儀礼を一切取り去り、
出来る限り「シンプル」にしたいと思っています。
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