【書評】【実録】一円も使わない終活 がん告知から直葬まで、404日間の一部始終

【書評】【実録】一円も使わない終活 がん告知から直葬

【実録】一円も使わない終活  がん告知から直葬まで、404日間の一部始終

 

1章 がん発病/2章 大きな分かれ道に立った/3章 自宅療養と再発/4章 人生最期の居場所/5章 直葬の準備/6章 死別の前後/7章 黒字でだせた葬儀/最終章 がん闘病404日黒字決算の理由/巻末資料(高額療養費/傷病手当金)

 

この本は実際には、社労士と、友人の夫妻による共著です。友人のご主人は、ガンで亡くなりますが、告知されてから闘病し亡くなるまでの時系列のメモ(奥様が書き留めたもの)を元に、社労士の村上さんがまとめた書籍です。主に、治療費や葬儀の費用に焦点を絞っています。本の帯でも宣伝されていますが、治療費+葬儀費=0円でまかなえたというのが、この本の売りとなります。

 

巻末付録、高額療養費、傷病手当の受給方法。病院の差額ベッド料金、民間のタクシー使用、無料で使える「移送費」の条件など、実際的な費用の話が、今、治療に直面している人には助けになると思います。

 

 

「夫がガン宣告を受けた時、費用についてとても不安だった。しかし、結果は黒字。治療費に対する不安を抱いている人達に私の経験を伝えて、少しでも不安を和らげれれば、社会に役立つことになる。緩和ケアや直葬のことも、私の体験を語ることで、誰かのお役に立てればと思う。」(P4)

 

「葬儀の支度も同じことです。迫り来る現実から目をそらせても、必ず事態はやってきます。まだ時間のあるうちに、準備に着手することが「後悔しない葬儀」につながると思います。・・・「病気や葬儀に直面して学んだのは、知識は無駄な支出を抑えてくれるし、収入を増やしてもくれる「重宝な道具」だということ。」「不安は目に見えず、得体が知れないが、知識というメガネをかければ、その姿が見えてくる。何に自分が不安だったのか、それが分かるようになる。」(P181)


本書の形式は、友人の奥さんの手記を元に、社労士がまとめた文章ということです。ですが、ところどころ、今は誰が書いている内容なのか、見分けづらく感じる部分が多かったようです。これは編集の問題なのかもしれませんね。費用の問題に悩み、今、闘病中の人には役立つ内容だと思います。

 

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村上夏樹

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